日創研愛媛経営研究会は、愛媛の経営者が企業経営を通して地域社会の発展と繁栄に貢献を目指す会です

今を『第2創業期』と捉えよう

社員みんなで考えて決める、可能思考集団を目指して

中藤産業 代表取締役

中藤産業株式会社
代表取締役 中藤信治

創業は明治41年。日露戦争時代に漆器の取扱いから始まっており、中藤
さんは5代目となります。その歴史の中で、漆器を修理する行商→輪島塗
の行商→プラスチックの時代に→食品スーパーの卸業へと変革していきま
した。平成17年社長就任した翌年にダイキさんが経営統合。現在、日用品・
家庭用品の卸売を行い、フジ・ダイキ・セブンスター・Aコープ等のスーパー
さんに卸しています。

ルーペ

プレッシャーを希望に変えて奮起。
元気で雰囲気のよい会社にしたい。

日創研と出逢いは大屋さんの社員さんが元気で雰囲気が良いのはなぜなのか、 聴きにいったことがきっかけです。どうすれば大屋さんのような社風になれるのか伊藤さんに聞き、SAへ。 それから考えが180度変わりました。 今は社員の一人がPSV、一人がSAを受講しました。 これから多くの社員を派遣し、可能思考集団を作りたいと考えています。 5代目のプレッシャーはTTの中で気づきました。「企業30年説」 (「企業にも寿命があり、優良企業とはやされても盛りは30年まで」というもの)で言えば、 自分は丁度衰退期に会社を引き継ぎました。ここでどうするか!ここで踏ん張りたい! 今を『第2創業期』と捉え、社員を大事にし奮起して行こう!プレッシャーではなく、 希望に変えていかなければと強く思いました。 現在、社員の平均年齢年齢は48歳くらい、役員は全員60歳前後なので、 若手の人材育成が急務です。また、今まではすべて一人で決めてきましたが、 今はみんなで決める体制にシフト。会社はみんなのものだと、日創研での学びを生かしています。 しばらく社内の雰囲気が良くない時期もありましたが、社員とのコミュニケーションを深めるため、 「昔はよく色々やっていたなぁ」という意見を聞き、花見や年末のもちつき大会を復活させたり、 社員の誕生日にそれぞれが喜びそうなプレゼントを用意するようになりました。

クローズな会社からオープンな会社に
変革し、地元のお客様とも交流を。

後の展開としては宅配に潜在的な市場があると考えているのと共に、 日常品アイテムが多数ある長所を生かし、 近所の人が倉庫に直接買いに来る方式も取り入れ始めています。 毎年5月には日用品を安く提供する青空市を開催し、 地域のイベントとして喜ばれるようになりました。

座右の銘…積小為大
尊敬する人…二宮尊徳
理念…家庭用品を通してみなの
   喜び・感動・幸せを造ります

中藤産業 代表取締役

創 業: 明治41年
資本金: 3000万
社員数: 36名
事業内容: 日用品・家庭用品の卸売