日創研愛媛経営研究会は、愛媛の経営者が企業経営を通して地域社会の発展と繁栄に貢献を目指す会です



会長挨拶

 2020 年 3 月に新型コロナウイルスのパンデミックが宣言されて、2 年が過ぎようとしています。 その影響をまともに受け、今も苦しんでいる会員企業もいらっしゃいますが、この終息もいまだ先が見通せません。 そして半導体不足、ウッドショックなどは、これまで影響を直接受けて来なかった業界にも、暗い影をもたらしています。 加えて豪雨や地震による大災害や国境紛争に巻き込まれる可能性も高まっています。我々には常にリスク、脅威が付きまとっているのです。
 しかし、本当の脅威とは何でしょうか。このパンデミックの間、世界に激変が起きている間に、皆様の会社ではどれだけの変化をつくれたでしょうか。 もし経営革新に向けた取り組みがなされていないとするならば、その事が最大の脅威と言えるのではないでしょうか。脅威は自らの心の中にこそあるのです。
 現状を憂い、守りに入るのではなく、学ぶ中で課題を明確にし、顧客に提供できる自社の価値を最大化するために先手を打つことこそ、脅威に対する最大の防御となるのです。 脅威と機会は常に背中合わせなのです。
 その点、愛媛経営研究会には常に自己研鑽し、経営革新に向けて行動していらっしゃる会員が多くみられます。 また歴代会長を始め、多くのベテラン会員さんが学び続けており、その経営姿勢からも多くを学ぶことが出来ます。 例会では経営者仲間であるレクチャラーから、実践経営に基づく成功事例の共有や、最新の情報を手に入れることが出来ます。
 私たちには経営に関する最新情報収集や、人脈という資源を活かせる環境があります。積極的に学び、会員同士の関係性を深めることで、業績向上の形が見えてくるのです。
 今こそこの強みを活かし、仲間に教えを請い、時には本音でぶつかり合い、自分をさらけ出して悩みを打ち明けましょう。それを受け入れる会風が、愛媛経営研究会にはあるのです。
 そして、人財育成はどんな時も私たちの最大の課題です。この激動の時代を生き抜くには「三位一体経営」が欠かせません。 経営研究会では、会員企業の社員さんと一緒に参加することを推進しています。
 今年度は、例会のみならず委員会事業についても、社員さんが一緒に学べる場を作っていきます。そこでは異業種の社員さん同士の交流も可能です。 是非、経営研究会の事業を OFF・JT として活用し、人財という最大の価値を高めていきましょう。
 私たち日創研経営研究会の会員は「共に学び 共に栄える」の理念のもと、2つの目的である、社会貢献できる会社になり適正な利益を確保することを目指し集まった仲間です。
 今こそ、その思いを胸に互いに切磋琢磨しながら学び続けていきましょう。気づきは学びの量に比例すると言います。 そして行動した人にしか見えない世界を共に目指しましょう。年末には、祝杯しながら笑顔でお互いを称え合いましょう。

日創研愛媛経営研究会 第13代会長 富久 吾郎

会長方針

方針1  スピード感を持って学び、経営に集中

 コロナ禍は時代を前倒しにしました。 オンラインでのコミュニケーションが当たり前になったことはご存じのとおりですが、ワクチンの開発はゲノム情報の分析により、従来十年かかったものが、僅か一年で実現したのです。 この流れは、我々中小企業の経営についても例外ではありません。 今一度、経営の原点に立ち戻り、最新の情報を掴みに行き、少しでも早くお客様のお困りごとを解決するために、今できることに集中しましょう。

① レクチャラー例会や本部オンライン例会に参加し、最新情報の収集。例会出席率 70%超
  (例会運営)
② 自社の経営理念と向き合うために理念委員会、経営理念塾への参加
③ 経営方針書作成によるビジョンの実現
④ 函館全国大会、全国経営発表大会、特別事業の三大全国事業への参加
  全国経営発表大会発表者 15 名
⑤ 補助金の積極活用による、日創研長期研修への積極参加

方針2  本音で話せる人脈づくりによる業績向上

 経営研究会は誰と学ぶかという点で非常に重要な場です。もっというと経営研究会での出会いで、業績が向上しただけでなく人生観さえ変わったという方も多いのではないでしょうか。 私もその一人です。人は環境に染まる生き物です。会員相互の関わりの深さが共創を生むのです。人脈という資源を有効活用して、愛媛経営研究会に入会して良かったと実感しましょう。

① 例会、委員会への積極参加による人脈づくり。
② 自社の課題をオープンにすることで、会員からの情報収集
③ 会員企業の事例をもとに本音で語れる勉強会への参加
④ 新しく共創できる仲間を 10 名増員

方針3  共に学ぶ社風づくり

 強い会社の共通点は、経営者だけでなく全員で学び続けていることです。売り上げ昨対-70%でもぶれることなく学んでいる、ある会社には驚かされました。 内部留保が潤沢だからこそできたわけですが、これまでの学びの積み重ねこそがそれを生んだのです。 例会はもちろん、委員会活動においても、会員企業の社員さんと一緒に学に参加して、三位一体経営を実現しましょう。

① 例会、委員会勉強会への会員企業社員さんの参加による交流促進
② 経営方針書の共同作成を推進し、社員さんの経営への参画による動機づけ
③ 理念と経営共に学ぶ会の推進による、理念の浸透と考え方の共有による関係性強化
④ 13 の徳目朝礼導入の推進による、人間力・考える力・仕事力・感謝力の育成